夢を語ったり、オススメの観光スポットなど…気の向くままに書いています。
街に出た時、両手と右足首がない少女と出会った。 少女は私達を日本人と見るなり、片言の日本語で 「扇子安いよ。ハガキもあるよ。」と商売を始めた。
ベトナムはまだ経済的に豊かでなく、 「貧乏だから、体が悪いから」と言ってお金を請う人達がいる。
見捨てる訳ではないが、1人にお金を渡してしまうと次から次へキリがなくなってしまう。 私達は少女に「No Thanks」と言い、歩を進めた。
100m程歩いただろうか…。
隣にはまだ少女がいて「安いよ?何で?」と繰り返す。 扇子の値段はたった$1。ベトナムの物価でも、牛丼1杯程度。
1回の食事の為に硬いアスファルトを靴も履けない足で懸命に歩く彼女。「物乞い」と同一視していた自分が情けなかった。
革靴を履いていると必ずと言っていい程、靴磨きの少年が近寄ってくる。今日も少年がやってきた。
歩く度に付きまとわれると、さすがに気分が落ち込む。適当にチップを出し、「付きまとわないでくれ」と頼んだ。
少年はお金を拒んだ。
当惑したが、諦め半分で「それじゃ、磨いてくれ」と言った。
少年は笑顔を見せた。
「まぁ、1分足らずで終わるだろう」と思った。ふと見下ろした少年の顔は真剣そのものだった。
一切手を抜くことなく、ただ黙々と磨いている。タオル捌きなど、見たこともない早さだ。
顔を上げた少年の手には、ピカピカの靴があった。クリームが馴染み、とても履きやすかった。
心からの御礼としてチップを渡した。最高の笑顔を見ることができた。
わずか12-14歳の子供たちから「生きるとは何か」を悟らされました。
ベトナムは近い将来、アジアを代表する国に成長していくと思います。日本も負けてられないですね(汗)